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都市科学研究科、都市システム科学域アーカイブ

都市科学叢書
1.自治と参加・協働 2007.8・一般書店

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■序 基礎自治体の新しい地平 [羽貝正美]

─参画と協働による ローカル・ガバナンスの刷新と自治体再構築

1.問題の所在
2.「自治・分権改革」としての地方分権改革
3.基礎自治体改革の3つのビジョン
4.基礎自治体改革の3つのビジョン
5.ローカル・ガバナンスの刷新

第1部 自治と参加・協働の理論

■第1章 コミュニティからパートナーシップへ [玉野和志]

─地方分権改革とコミュニティ政策の転換

1.分権改革の流れと自治体政策の変遷
2.コミュニティ行政の流れ
3.コミュニティ政策の展開
4.市民と行政の協働=パートナーシップ
5.地方分権改革とパートナーシップ

■第2章 近隣政府・自治体内分権と住民自治 [名和田是彦]

─身近な自治を実現するための考え方と仕組み

1.近隣政府とは?  自治体内分権とは?
2.合併と地域的まとまり
3.身近な地域をまもるドイツの工夫
4.日本型自治体内分権としてのコミュニティ政策
5.平成の大合併と地域自治組織制度の創設
6.協働型社会構想におけるコミュニティのゆくえ

■第3章 自治体財政からみた住民参画型社会の必然性 [斎藤忠雄]

─財政危機と新しい社会統治システムの模索

1.構造転換期の財政
2.経済成長と社会統合をめぐる政府間財政関係
3.地方分権改革の経緯と課題
4.新しい社会統合システムの模索
5.小さな自治の実現に向けて

■第4章 自立型マンション管理組合と新しい自治組織の可能性 [西田奈保子]

─自立型組織の形成とその意義

1.マンション管理組合とその自立的な運営
2.管理組合分析の方法
3.管理組合の組織分析
4.自立型管理システムの形成
5.地域の社会資源としての自治組織の可能性

第2部 自治と参加・協働の現場

■第5章 NPO活動の展開と行政の変容 [前田成東]

─参画・協働を支える行政のあり方とは

1.拡大する市民活動と行政の変容
2.市民・行政の協働と行政組織
3.NPO法の制定と行政組織
4.協働の推進と行政組織の構築─市町村を中心に
5.協働の推進と行政職員の意識改革
6.行政組織の変容─所管や領域を越えて

■第6章 都市計画における自治と審議会 [加藤仁美]

─都市計画審議会は自治の機能を果たしうるか

1.転換期にある都市計画行政
2.地方分権下における都市計画審議会
3.市区町村都市計画審議会の運営をめぐる現状と課題
4.地方自治の充実と都市計画審議会の可能性
5.都市計画自治と審議会のあり方

■第7章 大規模開発と協議・調整型まちづくり条例 [高見沢邦郎・饗庭伸・小笠原拓士

─基礎自治体の能力が問われている

1.まちづくり条例による開発への対応
2.住宅市街地を対象とする条例制定の経緯と現況
3.多発する近隣紛争と建築・都市の法律
4.東京圏におけるまちづくり条例の概況
5.府中市地域まちづくり条例による事前協議・調整システム
6.まちづくり条例の可能性と課題て

■第8章 大都市郊外地域のまちづくり活動と街づくり条例 [中林一樹]

─条例策定過程からみた住民自治の仕組みとしての可能性

1.街づくり条例の背景
2.わが国の「街づくり条例」の系譜
3.今、なぜ大都市郊外市街地で「街づくり条例」か─大和・町田・多摩での策定活動を通して
4.大和・町田・多摩の「街づくり条例」の比較にみる「街づくりの仕組み」の展開
5.街づくり条例のもう1つの主役「不動産業界」の役割
6.街づくり条例の展開と課題

■結 住民参加型自治への展望 [羽貝正美]

2.コンパクトシティ再考 2008.11・一般書店

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まえがき

■第1章 コンパクトシティと現代 [玉川英則]

1.コンパクトシティとは?
2.「コンパクト」なのはどっち?
3.各章の紹介

■第2章 コンパクトシティの理念的モデル [鈴木勉]

1.「コンパクト」とは何か
2.線状都市のコンパクトな形態
3.平面都市への拡張
4.直方体都市の最適なプロポーション
5.地上距離と最短距離
6.移動経路と最適なプロポーション
7.高層化と移動経路の優劣―ブラシ型か串刺し型か
8.交通路と都市形態
9.最適な業務機能の配置形態
10.コンパクトシティ・システム

■第3章 コンパクトシティの実証的モデル [佐藤栄治・吉川徹]

1.「見た目」のコンパクトさと「歩いた時の大変さ」
2.超高層建築物が林立する都市空間は歩いてもコンパクトか
 ―都市再生緊急整備地域・東京都港区汐留と新橋を比較して
3.都市郊外傾斜地のニュータウンは高齢化してもコンパクトか
  ―多摩ニュータウンの最初期開発地を対象として
4.都市のコンパクトさは見た目だけでは分からない

■第4章 消費エネルギーとコンパクトシティ [佐土原聡]

1.エネルギー消費面から見たコンパクトシティへの期待
2.コンパクトシティのエネルギー消費に関する理論的な整理
3.地域冷暖房の歴史と現状
4.地域冷暖房の省エネルギー性等に関する定量的検討
5.地域冷暖房の今後の展望とコンパクトシティ

■第5章 交通管理とコンパクトシティ [大口敬]

1.コンパクトシティ論と交通問題
2.交通管理の観点から見たコンパクトシティ
3.交通渋滞の特徴とその管理
4.コンパクトシティ実現のための交通空間設計と交通管理
5.交通管理から見たコンパクトシティの課題

■第6章 都市防災とコンパクトシティ [市古太郎]

1.東京における事前復興まちづくりとコンパクトシティ
2.災害復興のモデル
3.住宅市街地再建原則としてのコンパクトシティ
4.事前復興まちづくりの方法
5.震災復興まちづくり模擬訓練
6.東京都における事前復興対策とコンパクトタウン
7.多芯連携型防災コンパクトシティへのシナリオ

■第7章 広域合併とコンパクトシティ [伊藤史子・堀川知子・中東雅樹]

1.─新・新潟市の区割りと区役所位置の検討
2.市町村合併そして政令指定都市へ
3.市民便益の考え方と分析に用いる区割り情報
4.区割りと区役所位置の移動費用による検証
5.広域合併都市はコンパクトシティになりうるか

■第8章 コンパクトシティの未来 [玉川英則

1.「コンパクト」の諸相を顧みて
2.「コンパクトシティ」を1つの図にまとめると
3.近未来、そして未来へ

3.生活支援の地域公共交通 2009.4・一般書店

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第1部 東京都民のパーソナルネットワーク

■第1章 大都市高地価問題と都市開発 [柴田徳衛]

1.土地・地価問題の意義
2.問題の経過・背景
3.最近の事態
4.アメリカの最近の開発例と土地
5.今後の方向

■第2章 東京の地価と都市構造の変化 [中林一樹]

1.大都市東京における都市開発と地価の動向
2.宅地開発・建築の動向と土地利用の変化
3.事業所・就業者の動向と産業構造の変化
4.居住人口の動向と都市構造の変化
5.21世紀にむけての東京の行方

■第3章 区画整理事業における宅地供給論の限界と展望 [波多野憲男]

1.区画整理事業における「宅地供給」の意味
2.郊外地開発型区画整理事業における土地利用転換過程
3.農家土地所有者の土地利用
4.「区画整理は宅地供給」の限界と展望

■第4章 市街地再開発と土地問題 [佐藤哲郎]

1.住民の高い転出率とその原因
2.土地評価の問題点
3.借家権・借家権価格の評価
4.借家権補償の実際

■第5章 開発利益の還元の歴史と政策 [石田頼房]

1.開発利益とはなにか
2.「開発(土地)利益」の分類
3.開発利益の公共への還元の考え方
4.開発利益の社会公共への還元の考え方の歴史的展開
5.開発利益の社会公共への還元のあり方

■第6章 都市の土地利用と「都市法」の役割 [磯部 力]

1.都市の土地利用に関わるさまざまな法
2.「都市の土地利用秩序」という考え方
3.都市の土地利用に関する基本法理